問い合わせ対応AIチャットボット「ChatFAQ」を作ったワケ
ChatFAQ(チャットエフエーキュー)は、自社データに基づき問い合わせ対応するAIチャットボットを簡単に作成できるサービスです。
この記事では、私たちがChatFAQを開発・提供するに至った経緯についてお話ししたいと思います。
ChatGPTの衝撃
2022年11月にChatGPTが公開された直後から利用を開始し、その性能に圧倒されました。
自然な文章生成はもちろんのこと、与えられた指示に的確に対応する能力の高さは衝撃的でした。
これまでのチャットボットとは一線を画すAI技術を目の当たりにして、近い将来にビジネスの形が大きく変わることを確信しました。
API開放とビジネスチャンス
2023年3月2日にChatGPTのAPIが公開された際、すぐにそのテクノロジーを活用した新しい事業を立ち上げる決断をしました。OpenAI社によるAPIの開放は、多くの企業がAIを活用した独自サービスを展開する道を拓きました。
翌日から、どのようなサービスを提供するかについての模索が始まりました。
独自データ + チャット
その模索の過程で、”Chat with Data“というジャンルのサービスが世界中で注目を集めていることに気づきました。
“Chat with Data”とは、単にChatGPTとチャットするのではなく、自分自身がアップロードしたドキュメントをベースにAIと対話することを指します。
ChatPDFやChatDocといったサービスを通じて、人々はPDF形式の論文やレポートについてAIと対話し、理解を深めることができるようになっていました。
自身が抱えていた課題
私たちはこれまでEコマースやビジネスマッチングに関するビジネスを展開してきましたが、ユーザーからの問い合わせ対応における以下の様な問題に悩まされてきました。
- 多くのユーザーから似たような質問を繰り返し受ける
- 「よくある質問」ページを作成しても、多くのユーザーがそれを読まずに質問してくる
- シナリオ型のチャットボットを設置しても、ユーザーが満足する回答を得られず結局問い合わせフォームや電話で問い合わせが行われる
- 問い合わせに対応する度にスタッフの時間をとられ、他の業務に支障が出る
このような課題を解決するために、自社が保有するデータを活用し、問い合わせ対応を効率化できるノーコードのAIチャットボットサービスはどうかと考えました。
日本のチャットボットサービスの課題
次に、日本のチャットボット作成サービスをリサーチしたところ、以下の課題があることに気づきました。
- AI型ではなく、シナリオ型チャットボットが主流
- AIチャットボットについては毎月数万~数十万円の費用が発生するサービスがほとんど
- ウェブサイトに価格が提示されておらず、問い合わせるまでいくらであるかすらわからないサービスが多い
- 設定方法がわかりづらく、チャットボット導入までに数週間要するサービスも多い
これらの問題を解決できるサービスがあれば、多くの事業者にとって大いに役立つだろうと考えました。
誰でも気軽に利用できるAIチャットボットを
これらの課題と機会を結びつけたうえで、以下を実現するAIチャットボット作成サービスとして「ChatFAQ」を開発しました。
- ノーコードで簡単に設定・導入できること
- 企業の問い合わせ対応に特化していること
- 利用しやすい価格であること
- 低価格でありながら、問い合わせに対して精度の高い回答を行うこと
- 問い合わせフォームなど、売上につながる顧客データの収集機能も提供すること
私たちはこのサービスを通じて、導入企業様の問い合わせコストを削減し、ビジネスのさらなる成長に寄与することを目指しています。